eiicon companyが運営する事業活性化メディア「TOMORUBA(トモルバ)」は、2020年9月1日、全国の大学で取り組んでいるイノベーションをまとめた「大学オープンイノベーション75選カオスマップ(2020年版)」を作成した。

 これまで国内におけるオープンイノベーションといえば、「大企業×スタートアップ」の組み合わせが一般的だったが、近年「企業×大学」の組み合わせによる産学連携が注目を集めている。例えば、2019年開催された内閣府主催の「第1回日本オープンイノベーション大賞」では、「弘前大学×マルマンコンピュータサービス×花王」の3法人によるプロジェクトが内閣総理大臣賞を受賞した。

 しかし、日本の大学は、それぞれが優れた研究シーズを持ちながら、実際に社会実装されるケースはごく稀である。そこで、eiicon companyでは、全国の大学で取り組んでいるイノベーション拠点を都道府県別にまとめた「大学オープンイノベーション75選カオスマップ(2020年版)」を作成した。オープンイノベーションによる産学連携が盛んになり、大学に眠っていた研究シーズが社会に還元され、イノベーションの源泉となることを目指す。

 全国41都道府県に設置された75の拠点の中には、30社を超える企業・機関などとともに、一人ひとりの健康状態にあわせた最適な「食と運動」により「女性、子どもと高齢者にやさしい社会」の実現を目指す拠点をつくった北海道大学COI、「人生100年時代の健康長寿を支えるスマート社会の創成」を目標に、大型の産学連携共同研究開発等を推進する慶應義塾大学イノベーション推進本部などがある。

参考:【TOMORUBA】2020年版 大学オープンイノベーション75選

大学ジャーナルオンライン編集部

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