昭和女子大学国際学部では、2018年度にスタートした「SWU-TUJダブルディグリー・プログラム」の1期生4名が2020年秋から正式にTUJに編入した。このプログラムは、昭和女子大学で3年、同じ敷地内にある米国ペンシルベニア州立テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)で2年、計5年間学び、昭和女子大学とTUJの2つの学位を取得するもの。

 TUJ留学には、3年次の秋学期までに「IELTS(英語検定)6.0以上、GPA(成績の平均値)2.7以上」という高い英語力と成績をクリアすることが求められている。国際学部では、TUJに正式入学できる学力を確実に身に着けるためのカリキュラムを用意しており、入学後すぐに集中的な学習が始まる。2018年度に入学した4人はすでに基準を満たし、5月から始まった夏学期では、正規のTUJ生にも難関とされる「アカデミック・ライティング」を好成績で修了した。4人はこれから2年間TUJに留学し、初のTUJダブルディグリー取得に挑戦する。

 一般にダブルディグリー挑戦にあたっては成績だけでなく費用面も気になるところだが、このプログラムでは海外滞在費や航空運賃などがかからない。さらにTUJの寄付により、原則として昭和女子大学5年間の授業料だけで参加することができる。

 このほか、昭和女子大学国際学科では、中国の国家重点大学である上海交通大学、韓国のソウル女子大学校、淑明女子大学校ともダブルディグリー・プログラムを実施。2013年度入学者対象に始まった上海交通大学プログラムからは、すでに26人が2大学の学位を取得して卒業している。

 2016年度に開始したソウル女子大学校プログラムからは、2020年度1期生1人が卒業予定。現在、上海交通大学48人(内訳:5年次9人、4年次17人、3年次8人、2年次14人)、ソウル女子大学校10人(内訳:5年次(9月卒業)1人、4年次9人)、淑明女子大学校2人(内訳:2年次)がプログラムに参加している。

参考:【昭和女子大学】テンプル大学ジャパンキャンパスと2大学の学位取得 ダブルディグリー・プログラムに1期生4人が挑戦

大学ジャーナルオンライン編集部

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