麗澤大学は、キャリア教育の一環として、就職活動を行う3年生を対象に、例年なら対面で行う「キャリア形成演習」をオンラインで実施する。

 麗澤大学では、新型コロナウィルス感染症拡大を防ぐため、2020年4月から授業をすべてオンラインに切り替えた。9月からの後期も、一部対面授業を再開するものの、多くの授業をオンラインで実施する予定。キャリア教育の一環として、就職活動を行う3年生を対象に通常なら対面で行う「キャリア形成演習」もオンラインで実施する。

 400名もの学生が10クラスに分かれ、オンラインで訓練型の演習を実施するのは前例がなく、麗澤大学にとって初めての試みとなる。演習では、就職活動における筆記試験以外の対策を実施。マナーや書類の書き方、模擬面接や企業研究、模擬グループディスカッションなど多岐にわたって訓練する。演習には、実際に就職活動を終えた4年生もサポート役として加わり、後輩からの質問に答えるなど、より身近な存在として3年生の就職活動をサポートする。

 演習を企画するキャリアセンターは『学生たちができるだけ早く自分の将来と向き合い考える機会にしてほしい、そして、自分が働きたいと思った企業に合格できるだけの自己表現力を養ってほしい』と演習が学生たちにとって有意義な機会となることを期待している。

参考:【麗澤大学】400名10クラス ほとんどの3年生が受講 前例のないオンラインでの訓練型キャリア支援

大学ジャーナルオンライン編集部

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