科学技術振興機構は、2020年9月28日から11月30日まで、全国の大学等の技術シーズを一堂に集め企業へ紹介する産学連携マッチングイベント「イノベーション・ジャパン2020 大学見本市」をオンラインで開催している。

 「イノベーション・ジャパン2020~大学見本市」は、2020年で17年目を迎える産学連携イベントで、大学等における研究シーズと産業界のニーズをマッチングさせるイベントとしては国内最大規模。今回は新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を受けオンライン開催となったが、全国から405の技術シーズが集まり、例年同様、多くの大学等機関が出展している。

 405の大学等技術シーズは「超スマート社会」「環境保全・浄化」「医療」「高齢社会」「防災」など11分野。さらに新型コロナウイルス感染症対策に資する技術シーズを集めた「特集Withコロナ~科学技術で挑む」をはじめ、科学技術振興機構による新型コロナウイルス感染症に関する施策や事業成果も公開している。

 また、本来なら実会場であったはずの大学等発科学技術と企業との出会いとつながりを、産学双方向オンラインマッチングのシステム「U for C and C(University for Citizen and Company)」を使って、Web上で支援。企業が気になる技術シーズにダイレクトに相談ができるほか、匿名で企業側の課題(ニーズ)を出展大学に問い合わせることもできる。

参考:【科学技術振興機構】イノベーション・ジャパン2020 大学見本市 Online

大学ジャーナルオンライン編集部

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