産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、コロナ禍におけるスポーツ観戦に対する意識調査を実施。調査は、プロ野球、Jリーグ、大相撲など各スポーツのファン別に行い、全国の男女2,998人から回答を得た。調査からは、コロナ禍による自粛期間中のスポーツ観戦意識は一様ではなく、ファンである競技によって意識が異なる結果となった。

 調査によると、「コロナ自粛によって、プロスポーツが行われない日々はつまらなかった」と回答したのは、1位プロ野球ファン93.9%、2位Jリーグファン92.2%、3位メジャーリーグファン86.7%。一方、下位をみると、バレーボールファン49.6%、フィギュアスケートファン46.7%、eスポーツファン33.3%となった。コロナ自粛と開幕が重なった競技のファンは、期待が大きかった分、落胆も大きく、オフシーズン競技のファンは相対的に退屈さは感じていないと考えられる。

 無観客による試合開催について、「無観客のプロスポーツ中継も、新鮮な面白味があった」と回答したのは、1位プロ野球ファン88.3%、2位Jリーグファン83.5%、3位野球日本代表ファン76.9%で、下位は、NBAファン57.4%、フィギュアスケートファン56.2%、eスポーツファン55.6%。無観客であっても再開されたスポーツは、ファンに大きな勇気を届け、歓声にかき消されていた競技独自の音や選手の息づかいが新鮮に捉えられている。

 「コロナが完全に終息するまでは、開催地でのスポーツ観戦は控えたい」と回答したのは、1位フィギュアスケートファン80.1%、2位F1ファン77.9%、3位海外サッカーファン74.1%。「開催会場で観戦するファンが、大声を出したり騒いだりするのは防ぎようがないと思う」と回答したのは、1位バレーボールファン68.1%、2位Bリーグファン67.4%、3位海外サッカーファン66.7%。コロナ感染のリスクの捉え方は競技特性やファンの性別・年齢層の影響も大きい。女性や年配の方は、現地観戦を見送る率が高く出る結果となった。

 「コロナ禍が収まって、来年無事に東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されてほしい」と回答したのは、1位Bリーグファン84.8%、2位野球日本代表ファン80.8%、3位テニスファン78.9%。 来年東京五輪を開催されてほしいと願う率では、11大会ぶり出場のバスケットボール、優勝が期待される野球日本代表、錦織圭選手と大坂なおみ選手の出場が期待されるテニスで熱望の度合が強い結果が出た。

※調査したスポーツファンの種目
プロ野球、メジャーリーグ、高校野球、侍ジャパン(野球日本代表)、Jリーグ、海外サッカー、サッカー日本代表、Bリーグ(国内プロバスケ)、NBA(北米プロバスケ)、ラグビー、バレーボール、卓球、ゴルフ、テニス、フィギュアスケート、大相撲、格闘技、F1、競馬・競輪・ボートレース、eスポーツ

参考:【産業能率大学スポーツマネジメント研究所】コロナ禍のスポーツ観戦意識調査

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大学ジャーナルオンライン編集部

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