株式会社SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は2020年9月、全国の15歳~19歳の学生1000名を対象に「10代の金銭感覚についての意識調査」をインターネット上で実施した。その結果、長引くコロナ禍によって学生の金銭感覚にも変化がみられることがわかった。

 学生の収入に関する調査の結果、収入額の平均は高校生が10,389円、大学生等は32,373 円だった。2020年1月に実施された前回調査と比較すると、ひと月あたりの収入額の平均は、高校生が1,184 円の減少、大学生等では3,524 円の減少となった。コロナ禍によって学生の収入が減少している実態がうかがえる。

 フリマアプリで収入を得ている人の割合は、前回調査と比較して4.1 ポイント上昇した。コロナ禍で増えた在宅時間が整理整頓や片付けの機会につながり、不用品を売って収入を得る人が増えたと考えられる。

 キャッシュレス決済についても質問を行った。全回答者にキャッシュレス決済をしているか聞いたところ、「している」と答えた割合は37.9%で、前回調査よりも8ポイント上昇した。また、キャッシュレス決済を利用している人に理由を聞いたところ、「キャンペーンやポイント特典、ポイント還元があるから」が最も高く、次いで、「楽に会計ができるから」となった。10代には、お得なキャンペーンやポイント還元のほか、キャッシュレス決済の手軽さやスピーディーさが高く評価されているようだ。
 
参考:【SMBCコンシューマーファイナンス株式会社】 10 代の金銭感覚についての意識調査 2020(9 月調査)(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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