金沢工業大学(石川県野々市市)のPMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)では、ギターがデザインされたレコードジャケット1,000枚を展示するジャケット・アート展「1000 GUITARS 2016」を開催する。この展覧会は、2016年6月9日に金沢市にオープンする「ロックの殿堂ミュージアムジャパン」とのコラボ企画第一弾となる。
PMCは学内のライブラリーセンター3階にあり、一般の人も利用できるポピュラー・ミュージックの総合ライブラリー。プロデューサー立川直樹氏からのレコード17,000点の寄贈により1992年にスタートしたもので、アナログレコードジャケットの芸術性に着目し、素晴らしいジャケット・アートの数々がもの作りをする学生の感性を啓蒙し、技術と文化の関係を問い続ける契機にしたいと設立された。現在は、全国からの寄贈により23万枚を超えるレコードを所蔵。施設内では“ボディ・ソニック(体感音響装置)”などでそれらの音楽を鑑賞することができる。
今年はエレクトリック・ギターが誕生して80年の節目にあたることからも、PMCの膨大なコレクションから厳選したロック、ジャズ、フォーク、ブルース、Jポップなど、様々なジャンルの“ギターがデザインされたジャケット”1,000枚を展示することとなった。展覧会の空間構成・制作は建築学科学生が中心に行い、地域貢献、音楽文化の啓発、次世代育成を目的とし、幅広い世代が楽しめる展覧会を目指している。
開催場所は、2016年5月20日~7月31日まで同大学ライブラリーセンター1階 展示室、6月9日~7月31日まで「ロックの殿堂ミュージアムジャパン」4階 MUSIC ATTRACTIONの2ヶ所で開催される予定(入場無料)。