東京音楽大学は、2017年4月から、日本の音楽大学としては初の専攻となる“音楽・英語・教養”の融合型カリキュラム「ミュージック・リベラルアーツ専攻」を開講することを発表した。

 ミュージック・リベラルアーツ専攻では、“音楽”を専門に学びながら、同時に“実践的な英語力”と“国際的な教養”を身につけ、プロフェッショナルな音楽家だけでなく、音楽を教養の核とし世界を牽引していく国際人を養成することを目的としている。

 カリキュラムには、個人レッスンとアンサンブルを主とする専門的な音楽関連科目、レベル別・少人数制クラスによる実践的な英語科目、英語による発表や討論を重視するリベラルアーツ科目、の3つを必修科目としている。

 リベラルアーツ科目はすべて英語で授業を実施。講義を聴くだけではなく、発表や討論を積極的に行い、自分の考えを発信していくことを修得する。必要となる英語力は、1年次に、英語母語話者1人に対して学生4人で学ぶ少人数制の「Tutorial English」によって英語コミュニケーション能力を身につけ、さらにプレゼンテーションやライティングの授業により、実践的な英語力を養う。また、学生一人ひとりに「アカデミック・アドバイザー」がつき、入学から卒業まできめ細やかなサポートを行うのも特徴。

 ミュージック・リベラルアーツ専攻の募集人数は12名。入学試験は、一般入試、AO入試、帰国生・留学生入試、指定校推薦入試があり、一般入試は、 2017年2月と3月に入学試験を行う4月入学と2017年6月に入学試験を行う9月入学がある。受験科目は、英語、実技、面接。 入学金や学費は、4年間で8,378,000 円(初年度:2,312,000 円/2~4年目:2,022,000 円)。

大学ジャーナルオンライン編集部

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