2021年1月22日より、千葉商科大学は全学部生を対象に「2020年度千葉ロッテマリーンズ特別教育プログラム」を開講している。千葉ロッテマリーンズBtoB本部の大石賢央営業グループ⻑をはじめとする特別講師陣から、コロナ禍を乗り越え新たなビジネスモデルの開発に挑むエンターテインメントビジネスについて学ぶというもの。単位の付与のない正課外授業だが、学部を問わず学生が受講している。
コロナ禍におけるエンターテインメントサービスは、興行の開催が見送られたり、入場制限が設けられたりと大きなダメージを受けている。特に「密」をつくって熱狂をもたらすことによりビジネスを発展させてきたスポーツエンターテインメントは、三密の回避が求められる“Withコロナ”、“Afterコロナ”を見据えて新しいビジネスモデルのあり方が求められている。
このような社会状況を背景に、千葉商科大学では、特別教育プログラム「コロナに勝利!プロジェクトwith千葉ロッテマリーンズ」を実施する。スポーツやエンターテインメントを「サービスを創る側の視点」から捉え、ビジネス視点で構造的に理解し、コロナ禍を乗り越えるエンターテインメントあふれる発想力と実行力を身につけることが目的。全9回の講義を通して、多くの業界をステークホルダーとして巻き込むスポーツビジネスの現状を把握し、新たなビジネス・サービスモデルの開発・発案に挑むことで、コロナ禍におけるビジネスとの向き合い方を考え、困難を乗り越えていける人材を育成する。
講師は千葉ロッテマリーンズBtoB本部・法人営業部・営業グループ長の大石賢央氏、千葉商科大学国際教養学部の特命講師で元千葉ロッテマリーンズの里崎智也氏らを迎える。学生はさまざまな視点からスポーツビジネスについて考察し、新たなスポーツビジネスやサービスモデルの企画に取り組む。講義最終日には、千葉ロッテマリーンズ関係者の前で、自分たちの企画をプレゼンテーションする。
千葉商科大学では、第2期中期経営計画(2019年~2023年)における「教育・研究・社会連携領域」で、教育の質保証の体制整備を重点戦略のひとつとしており、全学横断的なアクティブ・ラーニング運営を進めており、本プログラムのその一環。
参考:【千葉商科大学】コロナ禍を乗り越える新たなビジネスモデルの開発に挑む「コロナに勝利! プロジェクトwith千葉ロッテマリーンズ」を開講