株式会社ディスコは、2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、企業の採用広報開始から1カ月が経過した、2021年4月1日時点での就職活動に関する調査を行った。調査期間は2021年4月1~5日、回答数1262人。

 調査によると、一人あたりのエントリー社数の平均は24.4社で前年同期調査(24.6社)をやや下回った。1か月前の3月調査では前年同期実績の21.6社から23.3社に増加していたが、この1カ月の伸びは鈍く前年を下回る結果となった。

 4月1日の調査時点で内定を得ている学生は全体の38.2%。3月1日の21.1%から1カ月間で17.1ポイント増え、4割に迫る高水準をマークした。前年同期(34.7%)を3.5ポイント上回っており、かなり早いペースで進行している。とりわけ理系において進行の早さが目立ち、内定率は男女とも文系をそれぞれ10ポイント以上上回った。但し、内定取得学生のうち就職先を決めて就職活動を終了したのは25.9%。内定取得後も約7割(68.7%)は就職活動を続けていると回答した。

 内定を得ている学生に内定企業の業界を尋ねると、1位は「情報処理・ソフトウエア」(33.4%)で、2位の「建設・住宅・不動産」(15.6%)を大きく引き離し、前年同期(25.7%)よりさらに集中度合いが高まった。文理とも3割を超えており、文理問わず多くの内定が出ている様子が見て取れる。

 現時点での志望業界を40業界の中から5つまで選んでもらったところ、最も多いのは「情報処理・ソフトウエア」(17.2%)で、「銀行」(17.0%)、「情報・インターネットサービス」(16.7%)が僅差で続いた。序盤から引き続きIT業界の人気は変わらず、とりわけ男子において人気が高い。

 文理別に見ると、文系は「銀行」の順位が高く、男女とも1位。特に文系男子は27.7%と突出している。理系はIT以外ではメーカーが上位に多く、男子は2位に「電子・電機」、3位が「素材・化学」。理系女子は「水産・食品」「医薬品・化粧品」に人気が集中している。

 多くの大学でコロナによる入構制限が行われた2020年度の登校頻度を尋ねると、「ほとんど行かなかった」が約半数(49.0%)を占めた。「一度も行かなかった」という学生も1割(11.7%)を超え、登校頻度が減ったことで、就職活動の情報収集が進まないと感じた経験を持つ学生は過半数に上った。

参考:【株式会社ディスコ】4月1日時点の就職活動調査(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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