学習院大学は文部科学省の2021年度科学研究費助成事業で49.2%の採択率を達成し、私立大学で1位、全研究機関でも2位を獲得した。これを励みに今後も新しい試みに積極的に挑戦したいとしている。
学習院大学によると、学習院大学は2021年度科学研究費助成事業で31件の研究が新規採択された。採択率は49.2%で、全国の平均採択率27.9%を大きく上回っている。私立大学では立教大学や聖路加国際大学、甲南大学などを抑えてトップに立った。全研究機関でも、1位の一橋大学(62.3%)に次ぐ2位に入っている。
科学研究費助成事業は人文学から社会科学、自然科学までの全分野で基礎から応用まであらゆる学術研究を格段に発展させることを目指した競争的研究費で、採択事業は厳しい審査を通過した独創的で先駆的な研究といえる。
学習院大学は過去にも世界トップクラスの研究成果を示す指標のネイチャー・インデックス2018で、2012~2017年の6年間に最も良質な論文の割合が日本で最も高かった大学に選ばれている。
現在は超高齢社会への新たなチャレンジを掲げ、従来の学問領域を超えた学際的な研究に全学で取り組んでいるほか、産学連携による宇宙プロジェクトなども推進している。