文部科学省が科学研究費助成事業に新種目の「国際先導研究」を新設することを決めたのを受け、日本学術振興会は概要を公表した。世界トップレベルの研究チームを支援するとともに、博士課程学生らの長期海外派遣や独立を後押しするのが目的で、おおむね15件程度を採択する。

日本学術振興会によると、国際先導研究は高い研究実績と国際的なネットワークを持つ研究者が海外の研究機関に所属する研究者と共同で進める研究が対象。採択事業に最大5億円を7年間(最大10年間)国際共同研究加速基金から支給する。採択件数は15件程度。極めて厳選された事業に限るとしている。

イノベーションを創出するなど世界を牽引するトップレベルの事業を支援するとともに、博士課程学生や博士後期課程を修了したポストドクターら若手研究者の海外共同研究グループへの長期派遣、自立の取り組みも財政面で後押しする。研究成果は国際共著による論文や国際会議での発表を求める。

2022年3月に公募要領を発表したあと、5月中旬ごろまで公募を進める。応募多数の場合の事前選考、書面審査、ヒアリングなどを経て12月下旬に採択事業を決める方針。審査には科学研究費委員会に国際科学研究費第二部会を新設して対応する。

参考:【日本学術振興会】国際共同研究加速基金「国際先導研究」の創設について

大学ジャーナルオンライン編集部

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