新潟医療福祉大学は、2022年1月に文部科学省が公表した令和3年度(2021年度)科学研究費助成事業の配分における「スポーツ科学、体育、健康科学、およびその関連分野(リハビリテーション科学を含む)」で、新規採択累計数(過去4年間の新規採択の累計数)が全国第4位、私立大学では第2位となった。
新規採択累計数トップは筑波大学、2位順天堂大学、3位東京大学、4位早稲田大学、6位京都大学。創立100年以上の歴史をもつ大学が並ぶなかで、2021年6月で創立20周年を迎えた新潟医療福祉大学が新規採択累計数79件、配分額(直接経費)175,400,000円、応募件数累計数205件で早稲田大学とともに4位にランクインした。
新潟医療福祉大学は、全国でも数少ない看護・医療・リハビリ・栄養・スポーツ・福祉・医療ITを学ぶ6学部13学科の医療系総合大学として保健・医療・福祉・スポーツの20種類以上の専門職を養成している。その強みを最大限に生かし、リハビリテーション科学とスポーツ科学を融合した教育研究を実践し、2002年の開学以来、スポーツ傷害予防・治療のための臨床研究、リハビリテーションに関連した治療法の研究・開発、アスリートの育成、健康増進活動の推進など、多くの実績を積み上げてきた。
2017年度には文部科学省から私立大学研究ブランディング事業の支援対象校として選定され「SHAINプロジェクト」を開始した。「リハビリテーション科学とスポーツ科学の融合による先端的研究拠点-Sports & Health for All in Niigata-」を事業テーマに、学科や分野を問わず研究者と地域住民が共同研究を行う「運動機能医科学研究所」、トップアスリートおよび指導者を育成する「強化指定クラブ」、アスリートサポート研究を推進する「アスリートサポート研究センター」などを設置し、神経科学や脳科学、スポーツ科学などの分野の研究を推進。新潟県におけるスポーツ活動及び健康増進活動を活性化し、県民の健康寿命延伸を目指して活動している。