昭和女子大学は、2022年度から全学部生に対し、隣接する米国テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)との同時開設科目「写真の理論と実践-日米の写真文化 / Photography theories and practices – photographic culture in Japan and the US」を開始する。

 同時開設科目「写真の理論と実践-日米の写真文化」は、写真メディアの基礎的な理論と実践の習得を目的に、講義と一部実習を行う授業。写真に関する理論、歴史などを学修するとともに、両大学の学生が実習やグループワークを通じて、写真について学びながら日米の文化や価値観、視点の違い、共通点などを理解する。また、課題発表を通してプレゼンテーション能力を身につける。

 前期は日本語、後期は英語で講義する。対象は、全学部1年次以上とし、履修定員38人中、昭和女子大学の定員は19人。今回の取り組みは、テンプル大学ジャパンキャンパスが昭和女子大学の敷地内にあり、これまで連携を深めてきた両校であるため実現した試み。互いに協力し、切磋琢磨しながら、グローバル人材の育成に努めていく。

 昭和女子大学は、グローバル人材の育成を学園の大きな目標と掲げている。1988年4月にアメリカ・マサチューセッツ州に海外キャンパス「昭和ボストン」を設置し、世田谷キャンパスでは2006年9月開校のブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウ昭和(BST)に続き2018年11月に駒澤パークインターナショナルスクール(KPIS)も学園の仲間入りをした。2019年8月、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)が敷地内に移転し、昭和女子大学、附属校との連携を深めている。

参考:【昭和女子大学】バイリンガルな環境で日米の類似と相違を理解 — 全学部生対象 SWU×TUJ 科目を同時開設

 

大学ジャーナルオンライン編集部

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