アイザック・ニュートンの 「自然哲学の数学的原理 プリンキピア(1687年初版)」、チャールズ・ダーウィンの「種の起源(1859年初版)」など、金沢工業大学が所蔵する、世界の科学者たちが重要な発見や発明を発表した初版本を展示公開する「世界を変えた書物展」が2015年11月6日からグランフロント大阪北館(大阪市北区)で開催されます。

“工学の曙文庫”より (出典元より引用)

“工学の曙文庫”より
(出典元より引用)

 同展で公開する稀覯書の数々は、金沢工業大学のライブラリー「工学の曙文庫」が所蔵するものです。工学の曙文庫とは、1982年に開設し、同大が“工学”の観点から、科学的発見、技術的発明の初版本などを収集したライブラリーで、現在約2,000 点を所蔵しています。所蔵されているのは、グーテンベルクによって印刷技術が発明された15世紀以降の書物で、古くは1543 年に初版されたニコラス・コペルニクスの「天球の回転について」から、近年のものでは、「スペースシャトル・チャレンジャー号の事故に関する調査委員会報告」などが収められています。

 同展では、工学の曙文庫の約2,000点のコレクションの中から選りすぐりの120冊が出展される予定で、同大の建築系の学生たちが、書物の厳選から展示方法まで、一般の人が興味をもち、理解しやすいようにとアイデアを出し合い、展示プランをつくります。期間中は、監修者の同大の竺覚暁教授が、展覧会のみどころや書物にまつわるエピソードなどをわかりやすく解説するミュージアムトークも企画されています。

[世界を変えた書物]展
【期間】2015年11月6日~23日
【会場】グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル・イベントラボ
【入場料】無料

出典:【金沢工業大学】[世界を変えた書物]展

大学ジャーナルオンライン編集部

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