女子大学生が、大佛次郎記念館の活性化に取り組んでいる「大佛次郎記念館活性化プロジェクト(ヨコハマハコいりムスメプロジェクト)」の平成27年度・第二弾として、横浜を代表する文豪・大佛次郎にちなんだ謎解きゲームを9月12日(土)と9月26日(土)に開催します。
このイベントは、大佛次郎記念館としては初の試みとなり、会場に用意されたヒントをたどりながら物語を読み進め、参加者自身の推理と行動力で謎を解き明かすゲームになっていて、文学館を舞台に誰もが楽しめるものになっています。
現在、日本には文学館(文学者の記念館を含む)が数百あると言われていますが、どれもが直面しているのが来場者の減少です。特に文学に馴染みのない若年層の来場が少なく、悩みの種となっています。
そこで、「どうしたら若者に足を運んでもらえるのだろうか?それは若者に考えてもらうのが一番良いはずだ」という考えから、横浜市、横浜市芸術文化振興財団、NPO法人ハナラボが「若者の地域参画による大佛次郎記念館の活性化プロジェクト実行委員会」を立ち上げました。実行委員会を「ヨコハマハコ入りムスメプロジェクト」と称し、参加者を女子学生だけに限定することで若年層だけではなく女性ならではの視点からの活性化も目指しています。
しかも、このプロジェクトは平成26年度文部科学省「公民館等を中心とした社会教育活性化支援プログラム」でもあるので、地域の活性化と今後社会で活躍する女子学生を育てるという両方の役割も担っているのです。
是非、女子学生のアイデアが詰まった「大佛次郎記念館」に足を運んでみてください。