東京大学は女性教員増加率の倍増などを目指し、女性リーダーを養成するプロジェクト「WeChange」のロゴマークを決めるとともに、専用ウェブサイトを開設した。専用ウェブサイトでは、プロジェクトの進行状況やイベント情報などを随時発信する。
東京大学によると、WeChangeは文部科学省の2022年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(女性リーダー育成型)」に採択されたのを受け、スタートさせたプログラムで、実施期間は2027年度まで。
教職員、学生の意識改革をはじめ、大学院生からシニアまでのシームレスな女性研究者のキャリアアップ確立、女性教員の加速的増加を柱に掲げている。このうち、女性教員の増加では女性教員の増加率を倍増させ、2027年度までに着任する教授・准教授約1,200人のうち、約300人を女性とすることなどを目指している。
新しいロゴマークは赤、黄、青、緑、紫のラインが1カ所に集まる様子を描き、光り輝いて活発な姿を描いている。下部に「#WeChange UTokyo」の文字を加えた。教職員の名刺などにも印刷し、学外へPRする。
ウェブサイトにはプロジェクトスタートに当たり、藤井輝夫総長、林香里理事・副学長(国際・ダイバーシティ担当)のあいさつ、今後の行動計画、教職員や学生向けに実施している支援策などを掲載している。プロジェクトの進行に合わせて進捗状況やイベントなどの開催情報も随時発表する。