国際基督教大学は中高一貫の私立学校である三田国際学園(東京都世田谷区)と国際感覚を身につけたリーダー育成で高大連携を始める。両校の教育プログラムを相互活用するとともに、共同プロジェクトの推進も計画している。

 国際基督教大学は、「THE 日本大学ランキング2023」において特に教育充実度や国際性の面で突出した評価を得て私立大学で総合1位、全体でも10位にランクインしている。

 三田国際学園を運営する学校法人戸板学園によると、高大連携では両校の教育プログラム共有や生徒・学生の交流を進め、新たな学習機会を創出するほか、異なる文化や価値観を共有する場を設ける。教員間の交流も活発化し、新しい教育アプローチや研究に挑戦する。両校間の共同プロジェクトを推進し、新たなイノベーション、知見の誕生、社会問題解決にも目を向ける。

 現代社会はAI(人工知能)など技術革新が急ピッチで進み、グローバル化も加速している。その中で若い世代は異文化への理解力や対応力を課題と受け止めていることが、内閣府の調査で明らかになった。

 両校は自主性や国際性、批判的に物事をとらえるクリティカルシンキングなど共通した教育方針を掲げていることから、高大連携で強力なシナジー効果を得られるとして提携に踏み切った。

参考:【三田国際学園 中学校・高等学校】三田国際学園×ICU国際的なリーダーを育てる高大連携が実現

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。