高校教員が大学や短期大学に期待することのトップが「分かりやすい入学者受け入れ方針」であることが、リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート進学総研の調査で分かった。

 調査は2018年10月、全国の全日制高校4,703校に高大接続や大学入試改革などに関する調査票を配布し、うち1,203校から得られた回答をまとめた。

 それによると、高大接続の観点から大学や短大に期待することでは、「分かりやすい入学者受け入れ方針」が最も多く、全体の43.8%を占めた。次いで42.1%の「寮や奨学金、授業料免除の充実」、39.8%の「調査書などの電子化」となっている。

 大学などの入学者受け入れ方針については、91.1%が「認知している」と答え、57.0%が進路指導で活用していた。

 2020年度から導入される大学入学共通テストの対策に関しては、93.8%が「実施している」か、「検討している」と答えた。具体的な方策は「アクティブラーニング型授業の増加」が64.6%、「英語の外部試験受験促進」が59.3%、「教員研修の実施」が53.5%に上っている。

 各大学の個別選抜で気にかかる点としては、66.7%が「英語の4技能評価導入」を挙げた。以下、「主体性評価の導入」が57.0%、「総合型選抜や学校推薦型選抜での学力評価の必須化」が48.3%で続いている。

参考:【リクルート進学総研】高校教員が『大学・短期大学に期待すること』のトップは「わかりやすい入学者受け入れ方針(43.8%)」(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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