大学入学共通テストで導入される英語民間試験について、9月末時点で全大学、短期大学の半数強に当たる52.5%が国の英語成績提供システムに参加表明していることが、文部科学省のまとめで分かった。

 文科省によると、英語成績提供システムへの参加を表明したのは、国立大学77校、公立大学71校、私立大学335校、短大78校の合計561校。国立大学は93.9%、公立大学は78.0%が参加表明しているのに対し、私立大学は57.1%、短大は25.3%にとどまっている。
文科省は9月末で参加表明の受付を終えたが、やむを得ない事情で遅れているケースを考慮して猶予期間を設け、最終締め切りを10月11日に設定している。

 現在の大学入試センター試験には大学、短大約850校が参加しており、英語成績提供システムに参加しない大学、短大の多くが、共通テストに参加するとみられる。

 英語民間試験は「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を測るため、共通テストに導入され、受験生は最大2回受けることができる。しかし、地方在住や低所得世帯の受験生が不利になると指摘する声があるほか、実施団体の日程や試験会場公表が遅れていることから、受験生や高校に混乱が広がっており、全国高校長協会など関係団体から導入延期を求める声が相次いで出されている。

 東北大学や北海道大学、はこだて未来大学、法政大学などは不参加を表明した。理由は「試験の公平性や成績評価方法に問題がある」(東北大学)などとしている。

参考:【文部科学省】大学入試英語ポータルサイト>「大学入試英語成績提供システム」利用予定大学の一覧(令和元年9月30日時点)

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大学ジャーナルオンライン編集部

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