テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、山梨県、長崎県、愛媛県の高校生を対象とした「TUJパートナーシップ奨学金」を設立した。TUJは3県と包括的な連携・協力に関する協定を結び、地域の教員向け英語研修プログラムや、TUJ学生へのインターンシップの機会を提供しており、奨学金プログラムは、協定の趣旨に含まれる「学校への貢献」を推進するために実施する。

 「TUJパートナーシップ奨学金」は、各自治体の協力の下、応募条件を満たす出願者の中から1名が選考され、入学後の連続した2学期分のフルタイム授業料半額が減免される。1人当たりの給付額は約85万5,000円。奨学金を受けるためには、受給期間中、TUJでの学業成績の平均(GPA)が3.0以上であること、夏学期に入学する学生は夏学期と秋学期の両学期にフルタイムで受講すること(夏学期は9単位以上、秋学期は12単位以上)が条件となる。

 応募資格は、協定先の自治体に所在地のある高校または中等教育学校に在籍し、TUJ学部課程に正規入学することを志望する高校生。応募締め切り日は、2025年2月15日(土)午後5時。詳細はTUJのホームページ※に掲載している。
【テンプル大学ジャパンキャンパス】TUJパートナーシップ奨学金

 TUJでは、今春、山梨県(2022年12月締結)から約25名の高校生をTUJに迎えて短期国内留学プログラムを実施しており、今後も継続する予定。2024年3月にパートナーシップを開始した長崎県と愛媛県とは、2025年の夏に京都の新拠点で高校生を対象とした短期国内留学プログラムの実施を検討している。さらに、長崎県とは、TUJの学生を対象とした観光産業における長期インターンシップの可能性についても協議を進めている。

 愛媛県では、2024年11月29日に同県の英語担当教員と外国語指導助手(ALT)を対象としたスキルアップ研修を実施し、約200名以上が参加した。市区町村レベルでは、東京都世田谷区、港区と提携し、最近では、2024年11月に大阪府教育委員会とも協定を締結。TUJの長年にわたる使命である異文化間の架け橋を築き、高等教育のグローバル化を推進している。

参考:【テンプル大学】テンプル大学ジャパンキャンパス、3つの提携自治体に「TUJパートナーシップ奨学金」を設立

テンプル大学ジャパンキャンパス

日本で最も歴史の長い外国大学日本校

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、1982年東京に開校。日本の外国大学のなかで最も古く、最大規模の学生数およびプログラム数を有する。 日本で入学、卒業ができる唯一のアメリカの州立総合大学および研究機関であり、TUJ学生は米国本校から直接、単位・[…]

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