2015年10月20日~22日までの3日間、明星大学人文学部(東京都日野市)では、毛利ゼミ(国際コミュニケーション学科)主催のフェアトレードカフェがオープン。「学生主体で店舗経営に挑戦する」という体験学習の一環で学内の食堂2ヶ所で開催され、コーヒー、クッキー、チョコレート、バッグなどのフェアトレード製品が販売されました。
同学科のカフェでは、来店者にフェアトレードの仕組み(※1)を解説し、少し考えてもらった上で、「顧客が適正と思う価格を顧客自身で決定」して購入してもらうという試みを実施。コーヒー1杯(ペルー産や東ティモール産など)の値段は概ね200~300円とした顧客がほとんどでしたが、中には5円や1,000円と判断する人も。そのユニークな試みが学内でも話題を呼び、沢山の人で賑わいました。 集客では英語表記のポスターを作成し留学生や外国語教員にも呼びかけ、また、運営スタッフ募集ではは学科内に限らず学内から募集したことで留学生も参加するなど、学生たちには貴重な経験となりました。 ※1:開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指ざす貿易の仕組みのこと。欧米先行で始まったこの流れは最近、日本にも賛同者を増やしており、スーパーなどでも、正当な取り引きと認定された「フェアトレードマーク」をつけた製品が並んでいる。