2019年12月5日、東京広告協会が主催する「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2019」は、首都圏の大学生1,000名を対象に、大学生の消費行動の意識と実態に関する調査の結果をまとめた。キャッシュレス、シェアリングサービスといった手軽な消費行動が浸透してきた今、大学生は「価値ある消費」として何を選択するのだろうか。

 調査は2019年7月8~24日、青山学院大学、駒澤大学、上智大学、専修大学、千葉商科大学に通う大学1~4年生の男女にアンケート調査を行い、集まった1000票をサンプルとした。

 大学生にとって自由なお金の使い方は、「友人や知人と交際する」が79.9%で1位。2位は「洋服を買う」で73.4%、3位は「カフェや飲食店に行く」で64.8%だった。

 今後増やしたい自由なお金の使い方は、「洋服を買う」が1位で50.6%。2位は「友人や知人と交際する」で47.5%、3位は「ライブ・スポーツ観戦、舞台などのイベントに行く」で27.4%だった。特に「友人や知人と交際する」は2016年から約18ptもアップした。
今後増やしたい自由なお金の使い方で「友人や知人と交際する」と回答した人の77.2%が、時間の使い方の重視している点として「自己啓発やスキルアップに繋がること」と回答した。

 また86.5%が「お金を自分のためにお金を使う方だ」と回答し、77.5%が「モノを買うときは、自分なりのこだわりをもって選ぶ方だ」と回答した。

 他人の消費で良いと思う内容として「自分が好きなことに徹底的に消費する人」と回答した人が90.2%であった。加えて、「(自身を)消費上手ではない」と回答した人の74.0%が、他人のお金の使い方として「自分の成長やスキルアップのためにより多くのお金を使う」を評価すると回答した。

 大学生の消費傾向は、効率化のためにデジタルを主に使い、そこで生まれた時間やお金をよりリアルなモノに使いたいことが明らかになった。またその時間やお金の消費は、生活を豊かにすることや自己啓発、スキルアップなど自分磨きのために必要だと感じていることも明らかとなった。

 「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2019」は1995年に首都圏の大学でマーケティングを学んでいる大学生によって結成されたもので、東京広告協会はプロジェクトからの要請を受け、費用協賛や企画・技術指導など支援している。今回の調査も、企画・実施・分析など一連の作業は、すべて大学生自らが実施した。

参考:【公益社団法人 東京広告協会】“ジブン磨き”に勤しむ大学生、「プライスレスな『経験』で自分に還元」(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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