2020年10月14日、千葉工業大学は受験生の進学支援策として、2021年度に限り大学入学共通テスト利用入学試験<前期・中期・後期>の検定料(通常15,000円)を免除すると発表した。

 千葉工業大学はコロナ禍と大学入試改革が重なる2021年度において、受験生が「保護者にこれ以上の経済的負担をかけたくない」と悩む現状を踏まえ、今回限りの特例措置を決定した。

 大学入学共通テストは受験生の居住地域で受験できる。そのため共通テストのみで合否判定する共通テスト利用入学試験を利用すれば、移動による新型コロナウイルスの感染リスクを大幅に軽減できるだけでなく、交通費や宿泊費も削減できる。

 なお、検定料が免除となる入学試験(前期・中期)には出願タイプが2つあり、これらを併願する場合の併願受験料 (5,000 円)は免除対象外となるので注意が必要だ。対象となる試験の詳細は、千葉工業大学のホームページを参照のこと。

 千葉工業大学では、後期授業は全学科で対面授業を再開(オンライン授業と併用)。同時に、大学が検査費を負担して学生約1万人の希望者と教職員に簡易版唾液PCR検査を開始するなど新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組んでいる。

参考:【千葉工業大学】令和3(2021)年度一般選抜 大学入学共通テスト利用入学試験の検定料を免除(PDF)

大学ジャーナルオンライン編集部

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