2025年8月12日、学校法人玉川学園と町田市は、玉川学園が取り組む『Tamagawa Mokurin Project』、町田市が取り組む『「まちだの木」活用プロジェクト』の木に関する取組で推進する新たな資源循環事業連携協定を締結した。市内の樹木の活用と循環を通して、持続可能な社会の形成や、環境・地域社会の発展に貢献していく。

 玉川学園では、1929年の創立から90年以上にわたり教職員、生徒、学生によってキャンパス内の植林労作活動を推進しており、長年の植林労作活動の中で植えられた木々の中には、間伐による管理が必要なものが多数ある。そこで、キャンパス内の樹木の整備と玉川学園での学びを「木の輪」でつなぎ、拡げることで未来の地球環境保全に貢献する『Tamagawa Mokurin Project』をスタートさせた。玉川学園で学ぶ園児・児童・生徒・学生・教職員が、木に関わり、木に対する親しみや理解を深めることで、地球環境保全のための森づくりに貢献する人の育成を目指している。

 町田市では、公共空間の整備や維持管理により伐採した木材・竹材を処分せずに、「まちだの木」として新たな価値を与える存在として活用することを目的に、『「まちだの木」活用プロジェクト』を立ち上げ、取組を進めている。

 今回、それぞれ木に関する取り組みを行う両者が、市内の樹木の活用と循環を通して、持続可能な社会の形成や、環境・地域社会の発展に貢献していくことを目的に、資源循環事業連携協定により協力していく。今後は「1.町田市の公共空間から発生する木材等の資源提供と玉川学園による資源の利活用(教材やイベント展示物の材料として)」「2.催事等の共同開催(芹ヶ谷公園Future Park Lab、竹あかり、まちだEco-toフェスタ)」「3.環境教育プログラムの開発(玉川学園の児童・生徒・学生を対象とした木材活用の講座の実施)」「4.情報発信と普及啓発(双方の広報媒体、ソーシャルメディアを使った発信)」を連携して行う。

参考:【東京都町田市】「まちだの木」活用プロジェクト

玉川大学

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