文教大学は、2026年に60周年を迎える。2021年には、東京都足立区に新しく「東京あだちキャンパス」を開設、国際学部、経営学部を湘南キャンパスから移転させ、埼玉県越谷市の「越谷キャンパス」に、教育学部、人間科学部、文学部、神奈川県茅ケ崎市の「湘南キャンパス」には、情報学部、健康栄養学部を配し、計7学部、5研究科、専攻科、外国人留学生別科を持つ総合大学として成長している。

 

 

 2022年7月11日、越谷キャンパス(埼玉県越谷市)に、新たな教育の展開を図る教室棟として「14号館 LECRO(レクル)」が竣工した。越谷キャンパスの正門前に位置し、大学の顔ともいえる新教室棟。多様な人々を受け入れる開放感と、キャンパスの第一印象をつくる存在感が共存する印象的な建築だ。

 “LECTURE”と“ROOMS”の言葉から名づけられた「LECRO(レクル)」。5階建ての教室棟は、教室機能に主眼を置いた「静的エリア」と、学生が自由に利用できる空間「動的エリア」で構成されており、多種多様な授業や催しにもフレキシブルに対応が可能だ。

 1~5階までの教室には、遠隔授業などに対応した最新式の教室が備えられ、3~5階に配置されたそれぞれのラウンジは、学生が自分自身の使い方に合わせて、階を選んで利用することができる。

 

 

 ラウンジは3つあり、越谷キャンパスの滞在時間の質を高める工夫として、3階は、ふらっと立ち寄り、休憩やグループでの会話を楽しむ空間、4階は、共同作業や情報共有の為に利用できる創作空間、そして5階は、一人一人の距離を十分に保ち、集中して個人学習が行える空間と目的にあわせてデザインも異なる。

 


 

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大学ジャーナルオンライン編集部

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