私たちは、なぜ学ぶのでしょう。学ぶということには、どんな意味があるのでしょうか。
2024年に新5千円札の顔となる津田梅子は、1900年、35歳の時に、女子英学塾(津田塾大学の前身)を創りました。最初の入学生はわずか10名。東京・麹町の小さな日本家屋が学び舎でした。当時の日本では、女性は大学にも、旧制高等学校にも入学を許されていません。家父長制の考えのもとで「良妻賢母」を育成する教育が中心となっていました。そうしたなか、梅子は「男性と対等の立場で協働できる女性の育成」を目指し、日本で最初の私立女子高等教育機関を創ったのです。
今も戦争や貧困、病気などにより、学ぶ機会を奪われている人たちはたくさんいます。年齢や性別、国籍などを理由にした差別もさまざま残っています。梅子の言葉には、時代や国境を超えた意味がありそうです。
私たちはなぜ学ぶのか。みなさんの思いや考えをエッセーにしてください。

コンテスト概要
主催津田塾大学
カテゴリー
募集受付開始2023年8月1日
募集受付締切2023年9月4日
情報年度2023年度
津田塾大学

Empowering Women to make a differenceー女性の力が社会を変える

「個性を重んじる少人数教育と高度な英語教育により、高い専門性と豊かな教養を身につけたオールラウンドな女性を育成する」という創立者・津田梅子の教育理念は、1900年の創立以来120年以上に渡り受け継がれてきました。充実した独自の英語教育や少人数制のセミナー、キャ[…]

大学ジャーナルオンライン編集部