岡山大学では、2021年8月3日、「高校生のための夏休みメディカルスクール2021」をオンラインで開催した。

 「高校生のための夏休みメディカルスクール」は、医学部医学科の授業体験を通じて高校生に具体的な医師/医学生像(目標)を持ってもらうことを目的に行っている。今回はコロナ禍のためオンライン開催となり、日本やオーストリアの高校1~3年生23名が参加した。

 高校生たちは、自宅にある帽子・手袋・服・アルコール消毒を使い手術室入室までを体験する「手術室入室」、胃カメラの仕組みや上部消化管の解剖のレクチャー後の「胃カメラ」体験、ペットボトルやバスタオルを用いた「心肺蘇生」、呼吸音や胸部レントゲンの画像を見て病気を診断する「聴診と胸部レントゲン」などのオンラインレクチャーや実習に参加した。

 イベントの最後には、「医学生に聞いてみよう、岡大ってどうですか?」と題して、医学科4年生、5年生の協力の下、グループに分かれて、高校生と医学生との交流の時間を持った。アンケートでは、全員が受講前と比較して医学や医学部への興味・関心が増したと反響があった。岡山大学では、コロナ禍により高大連携が十分に行えていないが、今後も、医学部に入りたい、医師になりたいという高校生の思いを受け止め、応援していく。

参考:【岡山大学】令和3年度「岡山大学公開講座」高校生のための夏休みメディカルスクール2021を開催

岡山大学

グローバルに活躍できる実践人として羽ばたく環境・体制づくりを推進

創立150周年あまり、10学部7研究科4研究所を有する国立大学。高度な研究活動の成果を基礎とし、学生が主体的に“知の創成”に参画し得る能力を涵養するとともに、学生同士や教職員との密接な対話や議論を通じて、豊かな人間性を醸成できるように支援し、国内外の幅広い分野[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。