隕石落下まで、あと2時間。 巣鴨の地に建つ大正大学が創立100周年を迎える2026年、街に絶体絶命の危機が迫っていた。近未来から届くSOS。刻々と近づくタイムリミット。果たしてあなたは、スガモ消滅の危機を回避出来るだろうか?――2021年10月1~31日、大正大学は、学生と民間企業が連携し企画したAR(拡張現実)を活用した謎解きイベントを開催する。

 大正大学と豊島区は、2021年7月から巣鴨の商店街活性化を目的に産官学連携プロジェクトを行っている。謎解きイベントは、巣鴨の3つの商店街と一般社団法人コンソーシアムすがも花街道の協力、豊島区から後援を受け実施する。体験型謎解きイベントの企画制作は株式会社謎組が担当する。

 大正大学の学生は、窪田望招聘教授の指導のもとで謎組と協働してプロジェクトの運営を受け持つ。実地調査や複数関係者との調整など、実践を通じて社会で必要とされるマーケティングの実践力やアントレプレナーシップを身に付ける。

 9月14日の講義では、学生たちが現地を調査して練り上げた企画内容を、豊島区や商店街のメンバーに直接プレゼンテーションする。地域活性の難しさを肌で感じた学生が、行政や関係者との対話を通じて最終的な修正ポイントの確認や目標共有を重ね、イベントを成功に導く基盤づくりを行う。

 参加した学生は「プロジェクトを通じて、たくさん商店街の方々にお話を伺い、巣鴨の商店街の魅力を肌で感じとることができました。それを一人でも多くの人に謎解きイベントを通じて、お伝えできたらと考えています」とイベントに向け、意気込みを語った。

 豊島区文化商工部長の小池章一さんは「日本を代表する商店街を形成する巣鴨も、利用者層の変化や事業承継などの課題があります。若い世代が巣鴨の地で課題解決に臨み、実践する取組みと成果を期待します!」と新たな取り組みに期待を膨らませた。

参考:【大正大学】豊島区×大正大学×民間企業による産学官連携の地域活性化プロジェクトが始動巣鴨の商店街を盛り上げる『AR謎解きイベント』を、大学生がプロデュース

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“旅する大学”「理論×実践+フィールド」のハイブリッドな学びで地域社会に貢献できる人材をめざす

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