東京学芸大学は、将来の管理職の計画的養成を視野に、東京都教育委員会に大学教員を長期間派遣することを発表した。

 現在、教員養成系大学と教育委員会との連携の重要性が強調されている。そこで東京学芸大学では、将来の管理職の計画的養成を視野に、東京都教育委員会と連携協力し、大学教員を教育委員会に定期的に長期間派遣する事業を開始する。

 派遣される大学教員は、派遣期間中、教育委員会による事業の企画立案・予算編成・教育課程への指導や助言のほか、学校訪問、人事管理、議会対応など教育委員会事務局の業務を体験し、学校現場の動向を知るとともに、現職教員研修のニーズを探る。

 派遣事業の協定を締結にともない、2017年3月27日、國分充東京学芸大学理事・副学長が東京都庁の東京都教育委員会を訪問。派遣開始に先立ち、4月から半年間派遣予定の奥住秀之教授・学長補佐(特別支援科学講座)とともに、伊東哲教育監と挨拶を交わした。

東京学芸大学

未来の教育を切り拓く、真の教育力を培う

東京学芸大学は、初等・中等教育の教員養成を行う大学として名を馳せてきました。教員一人当たりの学生数が「3.3人」と徹底した少人数教育のもと、先生としての力を支える、豊かな教養、教科等の専門的な力、教職に必要な力、そして様々な教育課題に応えていく実践力をバランス[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。