大阪女学院大学4年生の大崎結月(ゆづき)さんと寺本南咲(みさき)さんの作品が、「軍縮」をテーマに世界の若者から映像作品を募った国連のユースビデオチャレンジで3位に入賞した。

 ユースビデオチャレンジは、国連軍縮局が主宰する全世界の若者(18歳から24歳)を対象としたコンテストで、軍縮がすべての人にとってより安全で、より安心で、持続可能な世界に貢献する重要な方法であることについて、若者の関心と知識を喚起するのが目的。

 大崎さんと寺本さんは、元外務省職員で軍縮が専門の樋川和子教授の授業を受け、軍縮の意義について考え、戦乱の中で忘れがちな自然へのダメージに着目した。作品のタイトルを「被害からの回復」とし、軍艦が溶けて魚の群れに変化し、戦闘機が溶けて鳥たちが集う森林となる様子をパラパラ漫画で表現。漫画が大好きな寺本さんがイラスト、高校時代、音楽科だった大崎さんが音楽を担当し、長さ約1分15秒のアニメーションにした。2人とも映像制作は初めてだったというが、世界3位という結果は、これまで培ってきた大阪女学院大学の平和学習、SDGsの取り組みと、彼女たちの多彩な個性が大いに現れた結果といえる。

 オンラインで行われた授賞式には中満泉・国連事務次長や国連平和大使の米俳優マイケル・ダグラスさんも出席。スピーチで、寺本さんは「持続可能な世界をつくる際、人類は自然の一部にすぎないことを忘れないで欲しかった」と作品のねらいを語り、大崎さんは「英語ができない人を取り残さないため、アートを(軍縮の重要性を伝える)コミュニケーション手段として使うように求めます」と提言した。中満泉・国連事務次長が2人の作品について、「平和と希望についての普選的なメッセージを表現している」と評した。
 
 2人に応募を薦めた樋川教授は、「国連を身近に感じてほしいと応募を薦めたが、すばらしい成果を収めてくれた。二人とも最初は自信なさそうに戸惑っていたが、授賞式では世界の人を前に堂々とスピーチするのを見て、若い世代の無限の可能性を感じた」と祝福した。

参考:【大阪女学院大学】“What if ‒ Spesterra” Youth Video Challenge 2021国連ユースビデオチャレンジで世界3位入賞

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