2020年11月21日「未来博士3分間コンペティション2020」をオンラインで開催。ファイナリスト20名の中から、山口大学の山田耕輝さんと京都大学のKenneth Keukさんが最優秀賞を受賞した。

 「未来博士3分間コンペティション」は、博士課程後期学生が3分間の限られた時間内に自身の研究のビジョンと魅力を分かりやすく伝えるスピーチ大会。大会を通して自身のコミュニケーション力やアピール力の向上を図るとともに、社会における博士人材と博士研究に対する理解を広めることを目的としている。

 2015年以降、中国・四国地方を中心とする西日本の国公私立大学、多くの企業や公的機関の協力を得て毎年開催してきたが、第6回目となる今大会は、募集対象を日本国内の大学に在籍する博士課程後期学生に拡大し、オンラインで開催した。

 コンペティションには、24の国公私立大学から62件の応募があり、その内12大学に所属する博士課程後期学生20人が、動画審査によりファイナリストに選出。ファイナル・ステージでは、1枚のスライド、持ち時間3分で自身の研究のビジョンと魅力をわかりやすく語り、オーディエンスの知的好奇心を掻き立てた。今回は、オンライン開催ということもあり、世界中からの参加が可能となり、当日は、世界14カ国から合計でおよそ500人が聴衆として参加した。

 審査の結果、日本語部門の最優秀賞は、山口大学の山田耕輝さんによる電池の謎を解明する「光を使って電池の謎を解明!~完璧な電池にむけて~」。英語部門の最優秀賞は、京都大学のKenneth Keuk(ケネス・クック)さんのボルネオ霊長類に関する「Cheesy epidemiology: studying the biodiversity-disease relationship in Bornean primates」だった。

 英語部門の審査員長を務めた広島大学の楯真一理事・副学長は、今回のコンペティションについて、『オンライン開催としたことで、関東、中部、北陸の大学からも大勢の参加があり、レベルの高いコンペティションでした。オンライン配信映像を上手く使い、ステージ発表とは違った工夫により発表をアピールしていたのが印象的でした」と感想を述べた。

 優秀賞、オーディエンス賞受賞者は以下のとおり。
優秀賞 
日本語部門○ 田中 英也さん (広島大学)「パズルのように分子を繋げる!」
英語部門○ Anamaria Daniela Sarcaさん (京都大学)“A faster, more easily available tool to detect and quantify HIV-1 maturation”

オーディエンス賞 
日本語部門○ 森山 教洋さん (広島大学)「空気から水をつくる膜分離技術」
英語部門○ Radhika Biyaniさん (北陸先端科学技術大学院大学)“Virtual Reality for Virus-X”

参考:【未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)】電池の謎の解明からボルネオ霊長類の調査までー未来を拓く地方協奏プラットフォーム「未来博士3分間コンペティション2020」のオンライン大会の受賞者を発表

大学ジャーナルオンライン編集部

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