NPO法人ファザーリング・ジャパンは、令和時代の学生達の結婚や子育てに対する考えを知るため、首都圏の大学生を中心とした学生343人に対し、「学生向け『現代の子育て講義』ニーズ調査」を行った。

 調査によると、今現在の子育てのイメージについて、「育児にネガティブなイメージ(大変そう、辛そう)が強い」と回答した学生が52.8%と過半数を超えた。自身の結婚についてのイメージは、「結婚して子どもがほしい」63.6%、一方「独身のままがいい」と回答したのは9.6%だった。性別役割分業の意識(夫は外で働き、妻は家庭を守る)は「もうそんな時代ではない」58.9%、「性別役割分業ではなくなってきた」26.2%と、8割以上が性別役割分業の意識ではなくなっている。

 自身の子育てについてのイメージは、「子どもを持つならしっかりやりたい」52.5%、「できるだけやりたい」31.5%と8割以上が前向きにとらえている。また、子どもが生まれたら育児休業を取得したいと82.8%が回答。さらに、「結婚、出産、子育てなどについて教わることができる講座や研修があれば受けてみたい」と回答したのが71.1%にのぼり、職業上のキャリア教育だけでなく、いわゆる「ライフキャリア教育」に対する学生のニーズ・関心の高さが浮き彫りとなった。

参考:【ファザーリングジャパン】「学生向け『現代の子育て講義』ニーズ調査」結果発表!

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。