LINE株式会社が運営するLINEリサーチでは、全国18歳から24歳までの男女を対象に、2022年4月から大学に進学をする新大学生、就職する新社会人を中心に、新生活に向けて頑張りたいことや準備していること、不安に思うことなどについて調査した。

 新年度に対してどのくらい期待しているのか新大学生に聞くと、「期待がいっぱい」「期待と不安がどちらもあるが、期待のほうが強い」を合わせた「期待のほうが強い」は5割弱で、過去2年でもっとも高い割合となった。特に「期待がいっぱい」の割合は昨年から5ポイント上昇し16%だった。

 新生活で「不安を感じる」と回答した新大学生にどのようなことを懸念しているのか聞くと、「新しい友だちができるか」「勉強や課題が大変そう」「授業のレベルについていけるか不安」が5~6割で上位になった。以前と比べて割合が高くなった項目は、「授業のレベルについていけるか不安」が昨年から10ポイント上昇し約半数。また、「勉強や課題が大変そう」も6割超と勉強関連への不安が上昇傾向にある。一方、以前と比べて割合が減少している項目は、「アルバイト先/インターン先が見つかるか」が昨年から16ポイントも減少、「オンライン授業に慣れることができるか」も昨年から11ポイント減少した。

 続いて、新年度でがんばりたいことを聞くと、「勉強」「友だちづくり・人脈づくり」「アルバイト」がTOP3になり、2020年から時系列でみても、順位に変動はみられなかった。ただし、「友だちづくり・人脈づくり」は年々減少傾向にあり、昨年の55%から減少し50%だった。一方で「勉強」や「貯金」は昨年から、やや上昇傾向に。また、「自分磨き(外見・内面)」においては昨年からは横ばいで変化はないが、2年前と比較してみると8ポイント上昇し4割弱だった。

 なお、上昇傾向がみられた「自分磨き(外見・内面)」では、男女差が顕著で、男性の3割弱に対して、女性は5割弱と高かった。一方、「部活・サークル活動」は女性に比べ男性のほうが高く、3割超。また、上位にはランクインしていないが、「収入・資産を増やす (投資など含む)」も男性のほうが高めの割合だった。

参考:【リサーチノート powered by LINE】新大学生が新年度に向けて、がんばりたいこと・準備していることは?

大学ジャーナルオンライン編集部

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