2022年初めに創設された東京経済大学のSDGs学生委員会は、2022年4月、SDGsに関する学生の意識調査の結果を取りまとめた。
東京経済大学は、1年前の2021年4月にSDGs宣言を行い、学内での啓蒙活動やSDGsシンポジウムを複数回実施するなど積極的な取組みを行っている。
創設したばかりのSDGs学生委員会は、SDGsに関するアンケートを行い、学部学生・大学院生合せて1,706名が回答した。「SDGsとは何か知っているか」という質問に対して、1,661名が「知っている」と回答。97%がSDGsを認知していることが分かった。
「現在の大学のSDGsに関する取組みに満足しているか」という質問に対しては、864名が「満足している」と回答し、これは半数に留まった。今後取組んでほしいこととして、「SDGsについて学ぶ機会を増やして欲しい」「エコ活動をもっと積極的に行って欲しい」という声が80%近くを占めた。
自身の行動や取組みに関する質問に関しては「SDGs活動に積極的に参加したい」「活動に興味がある」と答えた学生は87%に上り、SDGs活動に興味関心を抱く学生が多数いることが判明した。学生たちのSDGsへの意識の高さは大学が行ったSDGs宣言がきっかけになったところが大きいようだ。
今後も東京経済大学では、大学としても学生が中心となってSDGsを推し進めるSDGs学生委員会の活動を支援していく。