東京理科大学教養教育研究院の松本朋子講師、北海学園大学法学部の山本健太郎教授、明治学院大学法学部の久保浩樹准教授の研究グループが、2017年の民進党分裂について政治専門家からアンケート調査を行い、回答を解析したところ、防衛政策の不一致が分裂に大きな影響を与えていることが分かった。

 東京理科大学によると、研究グループは2017年当時、最大の野党だった民進党がなぜ分裂したかについて、政治専門家に対するアンケート調査を再解析した。

 その結果、政党の位置づけについての解析から日本の政治で政党の結束や分裂と政策共創に関連があることが分かった。当時の民進党では、防衛政策に対する立場が明確に区別され、分党化が進む一方、環境問題や地方分権に対する姿勢は党内で一致していた。

 そんな中、防衛政策に関する意見の不一致は以前から存在しながら、活発な議論がなされていなかったのに、分裂の直前になって大きな政治問題に浮上していたことも明らかになった。

 日本の政治は先進国の中で例外的に国政野党に分裂や合併が頻繁に起き、政治家が違う政党へ移ることが珍しくない。有権者が各政党の政策を判断するうえで、この点が混乱をきたす要因になっている。

論文情報:【Journal of Japanese Political Studies】Party Switching and Policy Disagreement: Scaling Analysis of Experts’ Judgement

明治学院大学

グローバル化する社会を支える「真の知性」を育む

明治学院大学のルーツは幕末に生まれた英学塾。以来150年の時を重ね、日本のグローバル化を支える先駆的教育を実施し、現在、グローバル教育をベースとした学びは、6学部16学科にまで広がっています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能[…]

東京理科大学

真の実力を養う実力主義。科学技術の創造による持続可能な世界の実現をめざして

東京理科大学は、1881年に「東京物理学講習所」として創立され、140年以上の歴史を経て、4キャンパス7学部33学科、7研究科30専攻を擁する、理工系総合大学に発展。「理学の普及を以て国運発展の基礎とする」という建学の精神と、真に実力を身につけた学生を卒業させ[…]

北海学園大学

地下鉄直結の都市型総合大学で、幅広い人間性、高い社会性、豊かな国際性を養成

文系・理系で計5学部12学科を擁する北海学園大学は、北海道における最大規模の私立総合大学です。「開拓者精神」(Pioneer Spirit)を建学の精神とし、現代社会のさまざまな問題を理性的・創造的に解決するための力となる知性(知的能力)と価値観を養成。4年間[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。