2022年9月6日(火)・7日(水)の2日間、埼玉工業大学と一般社団法人表面技術協会は、第146回講演大会を埼玉工業大学のキャンパスで開催する。新型コロナウイルス感染症の拡大後はオンライン形式をとっていたが、感染予防対策を強化して3年ぶりに対面で実施する。

 今回の講演大会では、約300名の研究者や技術者が参加を予定しており、一般講演(学術講演・技術講演)とシンポジウムを含む研究発表が119件、依頼講演が8件企画されている。また、特別講演・第96回武井記念講演会を、埼玉工業大学の副学長で先端科学研究所の所長の丹羽修教授が「カーボン薄膜の表面制御とその電気化学応用」と題して行う。

依頼講演8件は以下の通り。
・9月6日(火)9:45~10:30「吸着誘起型エレクトロクロミック材料」
千葉工業大学 工学部 井上泰志氏

・9月7日(水)10:30~11:15「表面で起こるトライボロジー諸現象のその場観察~摩擦面の“生き様”を見る研究事例~」
埼玉工業大学 工学部 長谷亜蘭氏

・9月7日(水)13:00~13:45「熱力学計算を用いた水溶液からの酸化物形成」
豊橋技術科学大学 機械工学系 伊﨑昌伸氏

・9月7日(水)9:30~10:15「電磁波励起液中プラズマと表面」
埼玉工業大学 工学部 佐藤進氏

・9月7日(水)10:30~11:15「低温大気圧プラズマによる表面処理 ―材料処理から生体への適用まで」
(国研)産業技術総合研究所 電子光基礎技術研究部門 清水鉄司氏

・9月6日(火)11:15~12:00「ハイブリッドめっき法を活用してAlとCuの表面にリチウムイオン電池正極と負極材料の直接形成及びその特性評価」
名古屋工業大学 工学部 呉松竹氏

・9月6日(火)14:30~15:15「プラズマ触媒表面反応の機構解明とCO2資源化技術」
東京工業大学 工学院機械系 野崎智洋氏

・9月6日(火)15:30~16:15「窒素固定とCO2利用に向けたプラズマ触媒技術」
(国研)産業技術総合研究所 環境創生研究部門 金賢夏氏

 表面技術協会は、1950年の設立以来、長年にわたり材料表面に関する学理及び技術の進歩普及に関する事業を行い、学術、産業の発展に寄与してきた。会員は、表面技術に携わる企業の技術者や大学や研究機関の研究者、学生などから構成されており、若い研究者が多数所属して積極的な活動を展開している。

参考:【一般社団法人表面技術協会】第146回講演大会

大学ジャーナルオンライン編集部

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