大学入学共通テストで導入される民間試験の英語成績提供に日本英語検定協会やベネッセコーポレーションなど7団体から10の資格・検定試験の応募があったことが、大学入試センターのまとめで分かった。大学入試センターは2017年度中に応募があった資格・検定試験が要件を満たしているかどうか確認し、採用する試験を公表する。

 大学入試センターによると、応募があったのは、日本英語検定協会の英検、ベネッセコーポレーションのGTEC、国際ビジネスコミュニケーション協会のTOEIC、ケンブリッジ大学英語検定機構のケンブリッジ英語検定など。

 大学入学共通テストは現行の大学入試センター試験に代わり、2020年度にスタートする。共通テストの英語は2023年度まで従来型のマークシート型試験と民間試験を併用し、2024年度から民間試験に全面移行する方針。

 民間試験の導入は「読む」、「聞く」、「話す」、「書く」の英語4機能を適切に評価するのが目的。このため、大学入試センターは英語成績提供システムを導入することを決めている。採用する民間試験には、全国10カ所以上で複数回の実施と学習指導要領都市圏内容の適合を求め、11月24日から12月20日まで参加申し込みを受け付けていた。

参考:【大学入試センター】平成29年12月26日公表「大学入試英語成績提供システム」への参加申込状況について
http://www.dnc.ac.jp/corporation/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/en_info.html

大学ジャーナルオンライン編集部

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