2022年9月21日より、明治大学情報コミュニケーション学部は凸版印刷株式会社の協力のもと、デジタルマーケティングについて実践を通じて学ぶ正課授業「インターンシップ」を開始した。

 近年、インターンシップが採用選考の一環として行われるようになり、就職活動を開始する時期となる学部3年生がインターンシップに参加することは一般的になっている。一方で、採用選考を前提としない就業体験の場としてのインターンシップは減少している。

 情報コミュニケーション学部 横田貴之准教授(一般教育主任)によると、これまでの3年次の正課授業「インターンシップ」は、学生がインターンシップに臨むうえでの予備知識や参加前後の自己分析の方法などを学習するものだったが、新しい正課授業「インターンシップ」は内容を刷新。凸版印刷の情報コミュニケーション事業本部でデジタルマーケティングを手掛ける社員を講師に迎え、最先端のデジタルマーケティング理論の学習と、実践的なテーマでのグループディスカッションを7週にわたって産学連携で行う。講師となる凸版印刷の社員は各週のテーマごとに複数派遣され、学生は授業の中で複数の社会人の多様なキャリアや価値観に触れることができる。

 横田准教授は「受講生は、情報社会を牽引する企業で活躍する講師による実践的な講義を通じて、主体的に問題解決に取り組みます。そうした活動の中で挫折や成長を経験し、最終日には講師を務めていただいた社員の方々との対話の場を設けることで、対話を通じた就業観の育成を図ります」とコメントしている。

参考:【明治大学】授業の中で就業体験 凸版印刷との産学連携型授業を開始 明治大学情報コミュニケーション学部

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