日本経済団体連合会と国内大学団体のトップらで構成する「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」は、就業体験を伴う質の高いインターンシップを2023年度から産学協働で進めることを決めた。これを受け、経団連と大学団体のトップメッセージ、事業の解説などが入った動画を企業、大学向けに発信を始めた。

 同協議会によると、就業体験を伴う質の高いインターンシップは「汎用的能力・専門活用型インターンシップ」、「高度専門型インターンシップ」。汎用的能力・専門活用型インターンシップは5日以上の短期と2週間以上の長期があり、参加期間の半分以上を就業体験に充てる。高度専門型インターンシップは2カ月以上のジョブ型と修士課程学生向けがあり、就業体験を必須とする。

 これらのインターンシップ実施には、政府も賛同しており、6月に厚生労働省、文部科学省、経済産業省によるインターンシップ推進の三省合意が改正されている。

 動画は同協議会の活動報告ページなどから参照でき、大野英男東北大学総長、経団連会長の十倉雅和住友化学会長のメッセージなど従来から公表している内容に加え、9月から日本私立大学団体連合会会長の田中愛治早稲田大学総長、日立製作所の山本夏樹前人事勤労本部長のメッセージ、質の高いインターンシップの解説第2弾などを追加している。

参考:【採用と大学教育の未来に関する産学協議会】「産学協働による学生のキャリア形成支援活動-新たなインターンシップを核とした4類型の推進に向けて-」メッセージおよび解説動画〔第2弾〕のオンデマンド配信開始のご案内

大学ジャーナルオンライン編集部

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