東京都世田谷区太子堂の米テンプル大学ジャパンキャンパスが8月末にスタートした秋学期で学部課程の在籍学生数が1,800人を超え、過去最高となったことが分かった。日本政府の入国制限緩和でテンプル大学入学を希望して待機していた学生が一気に来日したことが影響した。
テンプル大学ジャパンキャンパスによると、秋学期はテンプル大学入学を目指して海外で待機していた265人の学生がやってきたほか、テンプル大学米国本校や他の大学からの留学生約140人も来日、その他も含めて合計約530人の新入生が加わった。来日した新入生たちは学生クラブと学生サービス・交流部が主催した歓迎行事に参加して数々のワークショップなどを楽しみ、新しいキャンパスライフに溶け込んでいる。
日本政府は2020年初頭から、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、海外からの入国を厳しく制限してきた。その結果、外国人学生は少数の例外を除いて2年以上入国できない状態が続き、同大学をあきらめて入国制限の緩い他国の大学へ進学する人も出ていた。
マシュー・ウィルソン学長は「日本の国境が再び開かれたことで多数の学生をキャンパスに迎え入れることができ、大変喜ばしい」とのコメントを発表した。