株式会社オープンストリームは、高解像度の画像をスムーズに閲覧できるビューワーを備え、相互運用性とアクセス性を向上させる国際的な規格「IIIF(International Image Interoperability Framework、トリプル・アイ・エフ)」に対応した「デジタルアーカイブ公開Webサイト構築ソリューション」を機関・団体・企業向けに開始した。
これまでオープンストリームは、Webサイトのデザインから参照サイト、画像サーバの構築、画像変換など、大学図書館のデジタルアーカイブ公開Webサイトを開発・構築してきた。主な開発・構築事例として「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」や「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」が挙げられ、保存の観点から通常、直接の閲覧が制限されている資料をパソコンを通じて自由に閲覧できるようになった。
「京都大学貴重資料デジタルアーカイブ」は、2017年12月1日から正式公開され、IIIFに対応。国宝「今昔物語集(鈴鹿本) 」や彩り鮮やかな挿絵のある奈良絵本など、3,700タイトル以上の資料を電子化画像で自由に閲覧できる。
また、「慶應義塾大学メディアセンターデジタルコレクション」では、IIIFサーバを介して福沢諭吉著作の初期版本55タイトル、全119冊の全文など、慶應義塾大学メディアセンターが所蔵する貴重資料や特殊コレクションを高精細画像で公開している。