2022年12月15日、東京都市大学は進路指導担当者対象の「最新情報説明会」を3年ぶりにキャンパスで対面実施した。多くの大学では5~6月頃に行われることが多いが、この時期の設定ならではの内容が注目され、約80校から100名の高校教員等が参加した。

 約2時間のプログラムでは、まず大学の最新情報や特色の紹介とともに「年内入試の結果」「一般選抜の予測」などが説明されたが、進学環境、政策、データ分析を含めた解説により、同大学のアドミッション・ポリシーへの理解はより深まったようだ。次に、新学習指導要領に対応した2025年度入試の2年前予告についても丁寧な説明があり、特に「情報」の取扱いについては多くの関心を集めた。

 今回の説明会で大きく取り上げられたのが、2022年度から始まった高大接続型探究プログラム「オープンミッション」の成果報告だ。高校生向けに設定した課題を通じて大学の日常に触れ、学部・学科の選択に活かしたり、入学後の学びのきっかけにしてもらうプログラムで、成果発表会を経て修了証明書が授与されると、そのまま総合型選抜や学校推薦型選抜のエントリー資料にすることもできる。具体的には、4月に大学ホームページで公開されたミッション(課題)の中からテーマを選んで事前課題に取り組み、6月には大学を会場として中間発表やグループワークを行い、解決方法のさらなる掘り下げ方やブラッシュアップの方向性を定める。その後は自由研究期間となり、各自で8月の成果発表会へ向けて研究を深める。期間中、参加者は大学図書館やラボを利用することができるのも特徴だ。初年度は389名の定員に対して252名が参加登録し、187名が修了証の交付対象者となった。また、総合型選抜においては135名がその成果を活用した。

 当日は2022年度の全17テーマの中から、電気電子通信工学科の「ドローンでイノベーションを起こそう」と、環境経営システム学科の「未利用資源の活用/高齢化社会とDX」が事例として紹介された。実施当日の様子が映像でも紹介され、担当教員のみならずアシスタント学生の視点からの説明もあって、高校生の真剣な取り組みが実感できる内容となっていた。最後に2023年度に予定する18テーマやスケジュールについても発表され、参加した高校からは、自校の探究学習として連携活用したいという声も上がった。

参考:【東京都市大学】OPEN MISSION

東京都市大学

理工系DNAを持つ総合大学。時代と社会が求める「未来を変える」学びが始動

創立90年を超える東京都市大学は、2キャンパス7学部17学科を擁し、理工系から人文・社会科学系に至る多彩な専門性を備えた独自の教育システムを展開。関連分野では相互に連携しながら教育・研究を進めています。専門の学習・研究に直結した実践的なプログラムとして、国内外[…]

大学ジャーナルオンライン編集部

大学ジャーナルオンライン編集部です。
大学や教育に対する知見・関心の高い編集スタッフにより記事執筆しています。