京都大学、東京農工大学、立正大学の3大学と、電機大手の沖電気工業(東京、川崎秀一社長)、日本電気(東京、遠藤信博社長)、シャープ(大阪市、高橋興三社長)の3社は、遠隔オフィスの情報がひと目で分かり、注目エリアにアクセスして会話できる「超臨場感テレワークシステム」を共同開発しました。情報通信研究機構から受託した共同研究で、革新的な3次元映像技術を活用し、遠隔地のオフィスにいる人と情報を共有しながら、いっしょに働いている感覚で共同作業できるようになっています。
沖電気工業が開発したのは、遠隔オフィス内の注目するエリアにアクセスし、同僚と会話する技術です。複数のカメラやマイクを制御することにより、任意のエリアの音や映像を抽出し、配信します。
シャープと京都大学が開発したのは、遠隔地にいる人と素早く的確に情報を共有する技術です。オフィス内に飛び交う多様な情報を、大画面のディスプレイを通じて的確にかつ素早く共有します。
3大学と3社はこのシステムを利用した実証実験を2015年7月から始めています。実験は年末まで続けられ、実際のオフィス業務での効果を検証することになっています。