英国の高等教育機関調査会社「キューエスカッカレリシモンズ」が選んだ2018年の魅力的な留学先都市ランキングで、東京が英国のロンドンに次ぐ世界2位に入った。東京の2位は2017年の7位から大きくランクを上げ、過去最高。日本からは関西圏(京都・大阪・神戸)が19位、名古屋が92位にランクインしている。

 キューエスカッカレリシモンズによると、魅力的な留学先都市ランキングは2004年にスタートし、今回が5回目。同社の大学ランキングと学生の多様性、就労機会、生活環境、留学費用水準、学生アンケート評価の6指標で作成している。

 東京は就労機会でトップとなったほか、生活環境も安心で安全な住環境が高く評価され、2位に入った。大学ランキングは4位、学生アンケート評価は17位、留学費用水準は51位、学生の多様性は72位だった。このうち、留学費用水準が2017年より大きく改善したことも全体の順位を押し上げる結果に結びついている。

 トップは英国のロンドンで、2017年の3位からランクアップした。3位はオーストラリアのメルボルン、4位は2017年に1位だったカナダのモントリオール、5位はフランスのパリ、6位はドイツのミュンヘン、7位はドイツのベルリン、8位はスイスのチューリッヒ、9位はオーストラリアのシドニー、10位は韓国のソウル。

 オーストラリアとドイツはトップ10に2都市が入り、高い評価を受けているが、米国はトップが13位のボストンで、留学費用水準が悪化したことなどからトップ10入りを逃した。

参考:【QS Quacquarelli Symonds】 the QS Best Student Cities 2018

大学ジャーナルオンライン編集部

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