世界の第一線で活躍する研究者を北海道に招き、授業してもらう北海道大学の「Hokkaidoサマー・インスティテュート2023」の開講科目が決まり、3月6日から出願受付が始まった。6~10月の5カ月間に349科目の授業が予定されている。
北海道大学によると、サマー・インスティテュート2023は主に学生向けの先端研究コース、グローバル・リベラル・アーツコース、主に社会人のリカレント教育向けのプロフェッショナル・プログラム・イン・イングリッシュ、プロフェッショナル・プログラム・イン・ジャパニーズの4コースに分類される。
このうち、先端コースは脱炭素社会や気候変動、感染症、多様性、起業家精神など現代社会で大きな課題に浮上しているテーマについて世界的な研究者が教鞭を取る。アクティブ・ラーニング型の授業や北海道各地を舞台としたフィールドワークもあり、参加する研究者は4コース合計で160人以上に上る。
サマー・インスティテュートは2016年、北大近未来戦略に基づいて開講され、毎年開かれてきた。これまでは北海道大学の学生だけを対象に授業していたが、海外の学生や学び直しを希望する社会人にも開放する。履修出願期間は3月6日から15日まで。北海道大学のホームページで受け付ける。