東京都足立区は7月、難関大学を目指す低所得世帯の高校1年生を対象に民間教育事業者の質の高い授業を無償で提供する「足立ミライゼミ」を開講する。経済的理由で予備校や学習塾などへ通えない高校生を行政が支援する仕組みで、2023年5月15日から6月8日まで申し込みを受け付けている。

 足立区によると、足立ミライゼミは足立区に在住する低所得世帯の高校1年生が対象で、募集人員25人程度。7月11日から2024年3月26日までの毎週火曜日、午後6時半から8時40分まで足立区梅島のこども支援センターげんきで開講する。

 授業はZ会グループの「エデュケーショナルネットワーク」に委託する。60分授業を2コマ実施し、AI(人工知能)教材を使った英語か数学の個別学習、受験学習教材などを活用した予備校講師らによる英語、国語、数学いずれかの個別指導を予定している。

 受講には学力と所得の審査がある。学力診断テストが6月13日、こども支援センターげんきで開かれ、英語と数学の中学卒業時点までの学力を測る。7月に個人面談を行って家庭の所得状況などを聞き取り、合格者を選ぶ。

 受講の申し込みは申請書を足立区ホームページからダウンロードし、必要事項を記入のうえ、足立区子どもの貧困対策・若年者支援課へ持参、もしくは郵送するか、ホームページ上でできる。

 足立区は2012年度から成績が優秀なのに、家庭の経済的理由で学習塾などへ通えない中学生を対象に難関高校を目指す授業を無償提供する「足立はばたき塾」を開講している。足立ミライゼミはその高校生版になる。

参考:【東京都足立区】難関大学合格を目指す「足立ミライゼミ」【申し込みは5月15日から】

大学ジャーナルオンライン編集部

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