東京大学と株式会社サーベイリサーチセンターは、2018年6月18日7時58分頃発生した大阪府北部地震(最大震度6弱)で、地震発生後の近畿圏(京都府・大阪府・兵庫県・奈良県)でのうわさや流言の拡がりの実態を探る共同調査を実施した。

 調査対象は、近畿圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)に居住する20歳以上の男女で、有効回答数は800人。調査によると、大阪府北部地震発生後、うわさ・流言を見聞きした人は3割以上。その内容は「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている 18.8%」「(動物園から)シマウマが逃げた 18.3%」「外国人が窃盗などの犯罪を引き起こす 9.6%」、「箕面市の全域で脱水している9.5%」「京阪電車が脱線した7.0%」「阪急電車が脱線した 6.8%」だった。

 うわさ・流言を知った主なメディアは、「テレビ」と「Twitter」。「(動物園から)シマウマが逃げた」(テレビ50.0%、Twitter25.3%)、「京セラドーム大阪の屋根に亀裂が入っている」(40.0%、34.7%)、「外国人が窃盗などの犯罪を引き起こす」(33.8%、29.9%)、「箕面市の全域で脱水している」(27.6%、28.9%)、「京阪電車が脱線した」(23.2%、33.9%)、「阪急電車が脱線した」(16.7%、35.2%)。

 見聞きしたうわさ・流言の真偽の判断について、「本当のことだと信じた」人の割合が最も高かったのが「箕面市の全域で脱水している」で、65.8%の人が信じた。続いて「阪急電車が脱線した」46.3%、「外国人が窃盗などの犯罪を引き起こす」42.9%だった。信じた人の割合が高かったうわさ・流言は、いずれもTwitterから知ったもので、このことから、Twitterから入手したうわさ・流言も信憑性をもって受けとめられる場合があることがわかった。

 また、見聞きしたうわさ・流言を、「家族・友人・知人」に伝えた割合が4割前後と高かったのは、「京阪電車が脱線」、「阪急電車が脱線」、「箕面市の全域で断水」といったライフラインや交通に関するうわさ・流言だった。

参考:【国立大学法人東京大学・株式会社サーベイリサーチセンター】東京大学及び SRC による共同調査の調査結果について 大阪府北部地震(うわさ・流言)に関する調査

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