千葉商科大学(CUC)では、2023年7月3日(月)~7日(金)を「CUC ETHICAL DAYS 2023」と題し、エシカル消費啓発を目的とした学生によるイベントを実施する。学生だけでなく近隣住民へもエシカル消費への理解を深めてもらえるようなイベントを数多く企画。また、日本で5番目の「フェアトレード大学※」としてフェアトレードの啓発活動も行う。
エシカル消費は、消費者それぞれが各自にとっての社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことを指す。「CUC ETHICAL DAYS 2023」では、学生団体「CUCエシカル学生クラブ」のほか、サービス創造学部の「コミュニティカフェ・プロジェクト」および「リラックスサービス・プロジェクト」、人間社会学部の「小口広太ゼミナール」、特別講義(実践エシカルコマース)を履修する学生らが様々なイベントを企画している。
フェアトレードの啓蒙活動に取り組む学生団体「CUCエシカル学生クラブ」は、海岸清掃で集めた海洋プラスチックを活用したアクセサリー作りのワークショップ、エシカル消費やフェアトレード、SDGsに関連する映画の上映などを企画。 人々が気軽に集まりコミュニケーションがとれる場となるカフェを運営する「コミュニティカフェ・プロジェクト」では、「アメリカンヴィンテージ・キャンプ」をテーマにしたカフェや近隣児童を対象にした「フェアトレードチョコバナナ作り」などを行う。
ストレス解消や心身共にリラックスができる場を提供する活動を行う「リラックスサービス・プロジェクト」では、価格調整や規格外により出荷されない花「ロスフラワー」の配布、農業・農山村の再生について学ぶ人間社会学部「小口広太ゼミナール」では、フェアトレードの規格外バランゴンバナナを使ったスムージーの販売、実践エシカルコマースを履修する学生は不要になった化粧品と蜜蝋で作ったクレヨンを使った七夕イベントなどを開催する予定。「CUC ETHICAL DAYS 2023」は一般の人も参加できる。
※「フェアトレード大学」は、大学全体でフェアトレードの推進活動に取り組んでいる大学を認証するもの。世界で初めてフェアトレード大学に認定されたのは、イギリスのオックスフォードブルックス大学。その後、欧米を中心に170余の大学がフェアトレード大学に認定されている。日本国内でもフェアトレード大学への関心が高まり、2018年2月に静岡県浜松市の静岡文化芸術大学が日本初のフェアトレード大学に認定。千葉商科大学は、 2023年4月25日に日本で5番目のフェアトレード大学に認定された。
参考:【千葉商科大学】日本で5番目のフェアトレード大学認定! 7/3(月)~7(金) 学生が企画するエシカルな1週間(PDF)