日本学生支援機構は「トビタテ!留学JAPAN」の第2ステージとなる「新・日本代表プログラム」で大学生ら250人を第16期生として海外へ送り出すことを決めた。大学などの在校生は12月から、新大学1年生は2024年4月から受け付ける。

 文部科学省によると、募集対象は国内の大学、大学院、短期大学、高等専門学校(第4学年以上、専門科含む)、高校や中等教育学校の後期課程、特別支援学校高等部の専門科、専修学校専門課程に在籍する日本人学生ら。

 新しい価値を創造しようとするイノベーターコース、技術革新や新産業創出に貢献するSTEAM領域のSTEAMコース、スポーツや芸術、総合知など多様な領域のダイバーシティコースを設け、留学を通じて得たものを社会に還元し、将来「自ら社会に変革を起こしていくグローバルリーダー」となる人材を5年間で1,000名輩出する。

 募集人数はイノベーターコース50人、STEAMコースとダイバーシティコースそれぞれ100人の合計250人。全体の1割程度を新大学1年生、STEAMコースの1割程度を高専生とする予定。留学開始時期は2024年8月1日から2025年3月末までで、留学先での活動期間が28日以上~1年間が対象となる。

 支援内容は月額奨学金が12万~16万円。留学準備金がアジア地域15万円、その他25万円。海外の大学などの授業料30万円を予定している。

 同じく募集要項を公開した高校生等を対象としたコース(第9期)では、今回から地域の産学官が共創し、地域の高校生等への留学機会提供と留学機運醸成に取り組む「拠点形成支援事業」を開始し、滋賀県、静岡県、石川県の事業が採択された。地域内の高等学校等に在籍する高校生等を年間最大50名選抜し、4つのコースからなる留学プログラムを実施する。

参考:【文部科学省】「トビタテ!留学JAPAN」第2ステージ 「新・日本代表プログラム」 高校生等(第9期)及び大学生等(第16期)の募集開始 及び 「拠点形成支援事業」の2023年度採択地域事業の決定について

大学ジャーナルオンライン編集部

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